2年前の今日—。平和な国・日本において、白昼堂々、元国家元首が犯人の凶弾に倒れるという信じがたい速報に、日本全土が衝撃に包まれ、多くが耳を疑ったことでしょう。 その数日後、この事件が旧統一教会に対する怨恨から引き起こされたという背景が報じられたことで、国民の悲嘆と憤怒の矛先はその教団へと向けられました。 かけがえのない人物を喪ったことへの悲憤と共に、皮肉にも、犯人の置かれた悲痛な境遇が、多くの「宗教二世」の“共感”を呼んだからです。 事件の真相究明も大事でしょう。しかし、教団に関わってきた立場から見るとき ...