今年に入って数回、海外メディアからの取材に応じることがありました。 高額献金から宗教二世問題、政治とのつながり等、主な質問事項に違いはありませんでしたが、教団内の課題や信徒の悲痛な現状について言及した際、決まって訊かれたことがありました。 それは、「内部に問題意識はなかったのか」「現状を改革しようとする動きは起こらなかったのか」ということです。 前回、統一運動の沿革を簡単に説明しましたが、2000年代、三男・文顯進(ムン・ヒョンジン)氏を中心として起こった「内部改革」の顛末は、現教団を理解する上で、極めて ...